資格 – ウェブ解析士についてざっくりとご紹介

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目次

ウェブ解析士(WAC:Web Analytics Consultant)とは

ウェブ解析ツールのデータやレポートを読んで、正しい判断ができる人材になることを目的とした資格です。進化の早いデジタルマーケティング市場において、データをもとにユーザーの心理を理解し、事業の成果に貢献する行動を提案できるための基本的知識が求められます。

改訂版ウェブ解析士認定公認テキスト2020

ウェブ制作全般に携わる身として、インターネットマーケティングの基本を理解したいと思っていたので取得しました。

ウェブ解析士の資格は3段階あります。

  • ウェブ解析士
  • 上級ウェブ解析士
  • ウェブ解析士マスター

私が取得したのは一番基本的な”ウェブ解析士”です。

ウェブ解析士の学習方法

公式テキストで学習

ウェブ解析士協会の公式テキストで学習することが、まずは大事です。
ウェブ解析・デジタルマーケティングの基礎的な知識はもちろん、具体的な設計手法や実装の方法も学べます。最終的なレポーティングについても詳しく書かれています。さらに試験対策にもなっていますので、この一冊でウェブ解析士認定試験に必要な知識を一通り学ぶことができます。

公式テキスト

認定講座を受講

ウェブ解析士協会が開講している、公式の講座を受講することをお勧めします。私も試験の前に受講しました。受講する前に、上記の公認テキストを一読しておいた方が良いと思います。

ウェブ解析士協会公式サイト

受講場所

私が受講したときは東京都内のオフィスビルで対面講座でしたが、2020年7月現在はオンライン受講が可能となっているようです。

ウェブ解析士の学習内容

公式サイトで詳細が確認できますが、とにかく範囲が広いです。私は最初、”Googleアナリティクスの操作だけ理解すればいいのかな”と思っていたので面食らいました。ウェブ解析の基本的な指標からKPIの設定、ビジネスモデル、統計、レポーティングまで広範囲を学習することになります。

学習内容は公式テキストに即しているので、順番としては、

STEP
公式テキストで予習
STEP
認定講座を受講
STEP
認定試験問題集を解く
STEP
受験

をお勧めします。ただし、2の講座受講は必須ではなく、独学のみで試験を受けることも可能です。こちらの方が資格取得まで短期間で済みますし、受講費用もかかりませんので、自信のある方は直接試験を受けるのも良いと思います。

独学の場合でも、受験の前に公式問題集を一通り解いて、問題の傾向と対策を分析しておきましょう。

公式問題集

難易度

合格率は2018年12月末で69%となっています(2010年10月からの累計)。
受験してみた感じ、事前にテキストで学習し、問題集を1冊解けば合格すると思います。

計算問題がカギ

試験では、計算問題が数問出題されます。

例)
CTR:クリック率 = クリック数 ÷ 表示インプレッション数 ×100
CVR:コンバージョン率 = コンバージョン数÷クリック数×100
CPA:顧客獲得単価 = 広告費÷コンバージョン数
などなど

因みに試験では、テキストやメモの持ち込みが許可されているので公式を丸暗記する必要はありません。

まとめ

ウェブデザインの世界では、”資格を取ってもあまり意味がない””資格は就職に使えない”という話をよく聞きます。私自身、資格そのものよりも『学習により身につけた知識を使って、新しい価値を生み出す』ことの方が重要だと考えます。とはいえ、目標設定として『資格取得』というのは分かりやすいですし、モチベーションの維持にもなると感じますので、ウェブ運用に携わる方は取得を検討してみても良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

web-knot.comのアバター web-knot.com ウェブデザイナー・ウェブ解析士

ウェブサイト全体の計画・戦略立案から、デザイン・コーディングまで一貫して担当いたします。

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